2017年 銀座ニコンサロン展示構成:デザインブ 山本淳平
2016年 コニカミノルタプラザ展示構成:デザインブ 山本淳平
木の板にレーザー光線を使って焼き焦がすことで写真に仕上げています。来場者の方々が木の温もりと香りを楽しめるよう、触れられる写真展にしました。
人間と自然の関わりを通じて社会復帰を目指す北海道にある病院の記録。日本の精神科病院は閉鎖的だと言われがちで、患者によっては入院生活そのものがストレスとなりうる矛盾を抱えています。また、健常な人との接点も限られることで、お互いの無理解にもつながる危険性もあります。
一方で、苫小牧市にある植苗病院は、周囲の理解もある開かれた医療施設。広大な自然に抱かれ豊かな生活を送っています。手入れがゆきとどいた森林は、人々の心を落ち着かせ、人と人とが優しく交流できます。そこには人と自然の接続域と、健常者と障害を抱える当事者の共存域として機能する「触れ合える森」があり、お互いの理解を助けるのに最適な空間となっていました。その日常を写真でつづりました。
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